ゴルフの神様

  • 2008.05.26 Monday
  • 14:28
Tさん、製薬会社のB社長、不動産屋のU社長、ホテル経営のSさんとで、先週1週間ハワイにてゴルフをしていた。
仕事の予定をやり繰りする為に寝不足の1週間を過ごしたままハワイ行きの飛行機に飛び乗る破目になった。
本当は毎年スコットランドに行かれているTさんにお願いしてゴルフの聖地セントアンドリュースに行く筈だったのだが、忙しい皆さんのスケジュールがなかなか合わず急遽、おじさん5人組みのハワイ旅行に変更された。
早朝からひたすらゴルフをする日々。1日2ラウンド(36ホール)を廻り、くたくたになっているはずなのに私よりも確実に一回り以上年上のオジサン達は今夜も元気にハレクラニホテルのラウンジバーに繰り出して行く。
ピアノで演奏されるジャズを聴きながらバーボンを飲んでいるおじさん達を尻目に私は殆ど毎晩ラウンジのソファーで居眠りをしていた。

「ゴルフはそんなに楽しいですか」

楽しいかどうかは今だもって解らない。只、黙々と次の1打の事だけを考えている。
その次の1打でもなく前の1打でもない。
今から打つ1打の事だけを考えている。それが終わったら又次の1打である。
コースマネージメントという言葉があるが、次の1打が思うように行かなければ今考えているマネージメントは白紙になる。
仮に上手く行ったとしても前の1打の時点では予測すら出来なかった事がそこには多々待ち構えている。偶然も運もまぐれさえも味方につけて次の1打を打つ。戦う相手は己だから。

昔ある人に「ゴルフは人生と同じですよ。悩んでも解決しない事なら悩まない方がいい」とコースを歩きながら言われた事がある。

大人になればなるほど人生の大半は困ったような日で、本当に今日はパーフェクトでしたなんて思える日は1年のうちに数えるくらいの日しかないのであろう。
それでも人は毎日を生きて行かなければいけないし、そのパーフェクトだったであろう日を思い出し、それを糧にして生きていくのだろう。
それが人によっては給料日であったり、大好きな彼氏に逢える日曜日なのかもしれない・・・・

大きな話や、旨い話は聞きたくなくても入ってくる。
それでも人は己が立っているその場所が世の中のどこなのかを考え感じ、そして耳を澄まし、次に自分が持つクラブを自己の責任において何番なのかをチョイスしていく。
私は五感で感じる以外の物をひどく信用する。風の方向は変わっていないだろうか、ライは問題ないのだろうか、スタンスはスクエアに立っているのだろうか。
・・・そして、それ以外の何かが違ってはいないだろうか。
その答えは無数の選択肢からたった一つだけをチョイスしたもので、それが正解だったのか間違っていたのかを判断する基準は無い。あるとすれば自己満足か、次の1打だけである。

タートルベイ・アーノルドパーマーコース。ショートホール15番。168ヤード。7番アイアンで放った私の1打目のボールは、そのままカップに吸い込まれた。
一緒にラウンドしていたBさんや、コースマーカーがポカンと口を開いている。
勿論、一番驚いたのは私自身であるが・・・ホールイン・ワン。
4万分の1の確率だと戻ったクラブハウスは大騒ぎになった。見知らぬプレーヤー達からもハグをされ
「おまえの運を別けろ」と冷やかされた。

「君はゴルフの神様に選ばれた人なのですよ。」
日本に戻ったTさんからこんなメールが私の携帯電話に届いた。

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