喜怒哀楽

  • 2008.06.09 Monday
  • 19:10
外はどしゃぶりの雨が降っている。ついでに雷もなっている。・・・何か悪い事でもしたっけ。

昨日の日曜日、立川に出かけていた。
立川店が入店するビルの企画で、月に1度ラーメン店の店主同士がテーマに沿って作品を作り、投票により勝ち負けを決めるという、いわゆる昔テレビで放送していた「料理の〇人」のパクリみたいな企画を行うと言うからだ。(いいのかしら、こんな事言って。)
立川駅の目の前にある大きなビルのビジョンに生中継で放送される事を聞いていたから、私は数日前に散髪にまで出かけた。
別に格好をつけたい訳ではないのだが、中年の醜い姿を少しでも暑くらしく見せないようにと思ったからだ。
その結果、丸坊主にしてしまった。アハハ

そお言えば散髪をした翌日、八王子のSが副院長を務める病院近くに野暮用がありついでだからと病院に寄ってみると、受付の可愛いお嬢さんは雪駄を履いた山下清みたいなおじさんの全身を舐めるように見て、
「S先生は本日はもうお帰りになりました」と優しい笑顔で答えてくれた。
おかしいな・・今日は病院にいるって言ってたのに。
10分後Sより私の携帯に電話が入った。連絡が早いななんて思いながら電話に出ると
「もしかして良ちゃん来た?」なんて笑っている。
受付の可愛い子ちゃんが、どうやら山下清を不審者だと判断し門前払いの刑にしたと報告があったとの事。
「病院にいるよ」なんてSは笑っている。
すごいセキュリティだ・・・

日曜の朝は思っていたほど高速も混雑してなく午前中には立川店の厨房の中に入れた。
仕込みが一段落した所で、4階の会議室に呼ばれMCの方や広報の方、対戦?相手の店主H君との打ち合わせをした。
博多出身の若き店主H君は半年前にこの施設で行われているラーメンバトルなるもので自作のラーメンを出展し優勝、ご褒美として半年間の期間出店の権利を得た若者だ。

ディレクターの説明が一通り終わりお互いのラーメンの苦労した点を聞かれた。
H君は早朝から築地に出かけ材料を仕入れてきた事を真っすぐな視線で話す。
3時半か・・・まだカラオケを唄っていたな。
「お湯入れて3分待つ所ですかね」
私の一言に会議室は静まりかえった。H君は私を不思議な物を見る目で見ている。
アハハ・・少し緊張を解いてあげようとしたんじゃん。おじさんは。

勝ちも負けも無い公開料理企画だが、投票箱を開けたらH君には申し訳ない結果になった。
若いうちは悔しさもバネにすればいい。

立川店を出て、ここ半年ほど無沙汰にしていた立川に暮らす叔父と叔母のアパートに顔を出した。
事情で私とは血の繋がらない叔父と叔母なのだが、子供を授からなかった2人はお互いを「Tちゃん」「K子」と呼び合い出かける時には手を繋ぎ、サッカー観戦に出かけたり、花見をしたりしている。
いつもニコニコ笑っている叔父。笑い上戸で話好きな叔母。
2人はもうすぐ70歳を過ぎるはずだ。
いつも突然訪ねて行く私を息子の様に優しく受け入れてくれる。
3人で食事をし、泊まって行けと譲らない叔父と叔母に後ろ髪を引かれながらアパートを出た。
夕食の食材で余した椎茸や葱を土産に持たせてくれた。

自分の生き方が解らないという理由だけで繁華街の中、命の尊厳を無視した無差別に人を殺める事件が起きた。
毎日が楽しい事ばかりな訳などない。生きるとはそういうものだから。
しかし私を含め世の中が、生きる上での怒りや哀しみ、喜びや楽しみを感じるだけの本当の余裕が、私達の生活の中でどんどん欠落し始めているのだろう。

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