6月なのに

  • 2008.06.20 Friday
  • 11:23
ここ3日ほど咳が止まらず困っている。咳が出始めると必ずカレンダーを見るのが習慣になっていて、6月だと確認出来ると少し安心する。

8、9年前の11月初旬に私は呼吸困難に陥り、救急車の中にいた。
数日前から咳が出始めていたのだが、風邪だろう位にしか考えず相変わらず夜な夜な凝りもせず遊びまわっていた。
麻雀をしている最中に悪寒で指先が震えている事に気付いて、雀荘を出てサウナに向かった。
病院では無く何故かサウナだった。
寒気を覚えていたから身体を芯から温めれば良いのではと本気でその時は思っていたのだから無知は怖い。
サウナの中で意識が朦朧としながらタクシーで自宅へ戻り、布団を何重にも重ねても寒気が収まらない辺りで意識が遠のいていった。
当時一緒に暮らしていた人が救急車を呼んだ辺りで40度を1、2度超える体温になっていた。
救急車の中で、救急隊員が私に酸素マスクの様なものを装着しようとしたりしている。
隊員達が電話で病院とやり取りをしている声が聞こえる。
私は最後の力を振り絞り声を出した。
「S病院までおねがいします」
どうにか自分の意志を伝えると救急隊員は「S病院ですね」と私に問う。
この病院の名前がこの国では1、2番目に多い苗字とされている病院名だった事から間違えられては困ると思った私は地名では無く、
「はい。ヤブで有名なS病院です」と答えていた。
今思えば何故自分がそんな極限状態の中、S病院にこだわったのかよく解らないのだが、当時事務所があった場所の一番近い病院だったからなのだろう。(ちなみにS病院はヤブではありません。近所のおばさんが言っていたのを思い出しただけですから・・)

重度の肺炎という診断と、1ヶ月以上の入院生活が始まった。
それでも1週間を過ぎるとすっかり熱も下がり、夜中に多少咳が出る程度になった。
病院で知り合ったどう見ても仮病なおじさん達を誘っては、病院を抜け出し点滴を腕に付けたまま寝巻姿でガラガラ音を立てながら、飲み屋街を徘徊していた。本当の話だから恐い・・
住民に通報され病院職員に捕獲された事もある。
婦長が「これ以上勝手な事をするのなら強制退院です」
の言葉を間に受け、勝手に身の回りの物を整理し外来の患者さんが大勢いる玄関ロビーで捕獲された事もある。
世話になったM先生から退院の日に話があると告げられ、何事かと緊張した面持ちで部屋に訪ねると、
「病室で喫煙していたのは知っています。只、今日限りで喫煙を止めないと3年以内に死にますよ」
と真顔でお説教を受けた。

退院した夜の事は覚えていないが、あれからずっと煙草を止めれずにいる。
以前よりも喫煙の量は増えた位だ。・・・生きてるな。
当時の近所のおばさんが言っていた事はまんざら当たっていない訳でもないのかも。アハハ

昨夜、本部のS君、F君、池袋店のY店長と最近まで池袋店で頑張ってくれていたKの焼肉店に顔を出した。
佐賀の伊万里肉を使用した店で、安価と肉の柔らかさに驚いた。
店の外にまで見送りに出て私達が見えなくなるまで頭を下げてくれたKを見て、忙しさで痩せた筈の身体がひと回り大きく見えた。

あれから毎年11月になるとあの時と同じ様な咳が出たりする事が続き体調不良の月を自分の中で勝手に思い込むようになった。6月に出始めるのは異常気象も関係しているのかしら・・アハ
夕方、S病院に行き薬を処方してもらう。M先生がカルテを見ながら
「喫煙はしてないでしょうね」とこちらを睨む。
笑顔で「はい」と答える。
幼い日にも正座をさせられてこちらを真っすぐに見る母にこうして嘘を着いた記憶がある。
その嘘がなんの為についたの嘘だったかは思い出せないのだが・・

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