つがい

  • 2008.08.12 Tuesday
  • 17:15
甲子園では慶応が2回戦をも突破し、オリンピックでは北島康介選手が金メダルを決めた。
地球温暖化で世の中まで異変が起き始めている。別に他意は無いのだが暑いはずだ・・アハハ

父親の具合もあって時期をずらした形で私は数日前まで田舎に戻っていた。

昨日東京に戻ると、どこかいつもと街並が違って見える。人が少ないからだろうか。
そうか、お盆休みが始まっているのだ。
そういえば熱血政治家IとEちゃんは子供達を連れて益子に里帰りをするらしい。
本部のF君は奥様とお洒落に「グァムに行くんです」なんて笑っていた。
角刈りTもYちゃんと熱海辺りにゴルフ旅行に出かけるなんて連絡が来た。
皆、この時期には何処かに出かけてしまう。
時期をずらした事もあるのだが、私には何の予定もない・・・
そうだ。製薬会社社長Bさんならきっと暇な筈だ。思って電話をかけてみると
「悪い、悪い。蓼科の別荘にいるんだ」なんて笑っている。
ズルムケオジサンことSさんにいたっては、太平洋の船上にいた・・・
皆、何処かに出掛けているのね・・・死神博士くらいは東京にいるだろう・・・電話してみよう。

私が帰省している間に幕張で行われている音楽イベント、サマーソニックに弊社の「いちや」が出店をしていた。
今回、私はこの企画には一切口を挟まず、最近痩せたと評判のメタボS君と、わが道を行くNが中心となり無事イベントの終了報告を受けた。
彼らだけで5000食分もの食材をトラックに載せ8人のスタッフ達がこの夏のイベントを楽しんだ事は彼らにとっても大きな収穫であったのだろう。
昨夜メタボとわが道N、本部のF君とで近所のT鮨で簡単な打ち上げをした。
皆が千葉にある社員寮には宿泊せず殆ど3日間を徹夜の状態で厨房のコンクリートの上にて数時間の仮眠をとっただけの話を聞いて、若さは素晴らしいなんて感動したりした。(私も時々コンクリートに寝ますが・・)
又自分たちでやりたい様な話の中でそれならば、先日お話を頂いたF1にも出店しようかと私が言うと何故か全員下を向いていた。アハハ

実家に戻ると、逢わない時間だけ年老いた両親が私の好物を食卓に用意し待っている。
到着した翌日午前中に墓参りに出かけ高速を使って金沢東町にて鮨を食べ兼六園を散歩した。
散歩と言っても年老いた父は杖を使っても多くは歩けない。
小さくなった背中でベンチに腰掛けカキ氷を食べる父。
父のシャツにこぼれたそれを黙って拭いている母。
この人達が私達息子を育てる為に、時には自分達の何かを犠牲にして歩んできた人生を真剣に考えた事も無い、只生きて来たポンコツ息子が傍で座っている。
日差しの強い兼六園の木陰から虫の声が聞こえていた。

東京に戻る高速道路のサービスエリアで、鈴虫が売られていた。
鈴虫は、つがいでなければあの美しい羽音を雌が奏でる事はない。
少年の頃には鈴虫や蛍など、道の端や田んぼに行けば何処にだっていた。
クーラーの効いた店内で売られている鈴虫を見ていたら、幼い頃、祖母が夕方になると縁側に腰掛け団扇を扇いでくれていた姿を思い出す。
ずっと当たり前にいつまでもこんな時間が続くと思っていた。

祖母の膝の上でうたた寝をしながら鈴虫の羽音を聞いていた気がする。
あの頃、少年の私は祖母の膝の上で一体どんな夢を見ていたのだろう・・

お盆が終わると、東京の街も静かに秋の準備を始めるのだろう。
今朝は鈴虫の羽音で目が覚めた。

スポンサーサイト

  • 2019.06.28 Friday
  • 17:15
  • 0
    • -
    • -
    • -
    コメント
    コメントする








        

    PR

    calendar

    S M T W T F S
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031   
    << July 2019 >>

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM